ゲームストーリー

2つあります(おいおい) ゲーム中の雰囲気は似ても似つかないので、覚悟してください。

ストーリーその1

このストーリーのアイデアは妖刀菊正(CANO-Lab)からいただきました。

某市立中学校のベテラン教師、●●●●は、今、悩んでいた。
彼の教育方針について。
彼が初めて教師になった30年前と、今では、明らかに生徒の様子が違っていた。
表面的には、むしろ、おとなしくなっている。昔は日常茶飯事だった、教室での喧嘩とか、そういうものはめっきり減った。いつもの授業もいたって平穏に進行するし、テストの成績だってよい。
だが…
彼には、去年、苦い経験があった。
授業中も非常におとなしく、問題児とは全然思えなかったはずのある教え子が、突然ナイフで彼に襲いかかってきたのである。

……すぐ「キレる」生徒……
新聞やテレビで問題になったことはあったが、まさか自分の教え子が…

職員会議でも、その事件は当然問題になる。
「教師の教育不足が問題だ」
「いや、学校に全て任せている、親のしつけ不足の問題だ」
「学校に刃物を持ってきてはいけないと校則で縛るべきではないのか」
「いや、むしろ親や教師の過保護が問題なのでは」
「生徒は今、校則や塾に縛られて身動きできず、ストレスを溜め込んでいるのではないのか」
「欲求不満を解放できる場所を見つけられず、突然爆発してしまうのでは」
「生徒と教師の距離があまり近すぎることも問題のはずだ…まあ、キレることはないだろうが」
「適度な距離を保つことが重要」
……

なるほど、と、彼は思った。昔の生徒は、教師の目の届かないところで、それは確かにどうしようもないほど悪ガキだったが、しかし、限度を知っていた。今の生徒は、本当にちょっとしたことでキレて、突拍子もない行動に出てしまう…

社会というひもに縛られた生徒のストレスを、うまく発散させなければなるまい。
人間の意識の深層に眠っているという、破壊の本能を…

そして、ゲームがはじまる。

ストーリーその2

このストーリーはkazamanさんから提供していただきました。

高校の頃、二人はいつも一緒だった…。
別々の道に進み、離ればなれになる二人。
大学に進学したケンイチ、地元でOLになったサヨコ。
遠距離恋愛。
でも二人は平気だった。二人の間には運命の糸が結ばれている、そう信じた。
だが運命の糸は伸縮し、時に脆い。
生活に疲れ、会えないストレスで荒れるサヨコ。
ケンイチはそんな彼女に何もしてやれない。会いに行けない。
彼女の肩をこの手に抱きたい。彼女の頬に触れたい。彼女の吐息を感じたい。
自分が地元に進学していれば…。焦りばかり募る。
できることといえば、そう、電話だけ。
時に突き放し、励まし、なぐさめ、勇気づけ、二人の愛をより確固たるものにしなければならない。
胸の中で、ますます彼女の存在が大きくなる。時にはケンイチの方がサヨコに振り回される。
二人の呼吸が一つにならないと続かない。
信じるんだ、自分を、彼女を。僕らの関係を。
二人で壁を乗り越え、打ち破り、思い出を築き、かならず一緒にゴールまで辿り着くんだ。
ケンイチはそう決意した。
そして、ゲームがはじまる。


ええと…(笑)。自機がケンイチ、ボールがサヨコです。で、ストリング部分が運命の糸。
ターゲットが、二人に起きる様々な事件。よく「運命の赤い糸」なんていいますが、
やはり糸は赤くしておかないと高得点は狙えないってことで。
やはり男女関係には多少の緊張感がないとね(笑)。